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2007-9-2 18:02 Sai
[翻译]Sound Horizon 《Roman》 全歌词译文

[indent][font=verdana,tahoma][b]对歌词的说明:[/b]

1.带下划线的词,实际须念成下划线后( )中的词。如:[u]故事[/u](Roman),念作Roman。

2.歌中的一切念白,用黑字表示。
  [color=darkblue]歌中的主要唱词,用深蓝色表示。[/color]
  [color=sandybrown]歌中作为背景声的唱词,用黄绿色表示。[/color]
  [color=purple]少数有二人合唱、或由[/color][color=red]另一人唱的部分,用其它[/color][color=blue]两种不同彩色表示。[/color]

3.本歌词中出现的四位数字密码,皆为标准50音图中的坐标。敝人将在原文歌词中的密码后,以[XXXX=0]的格式标出;在全曲目的最后,会做一个整体解释。

4.有部分法语字母无法在某些论坛显示,因此只好以普通字母代替,请见谅。

5.对于歌词本中为排版方便而刻意留出的空格,本译文不予保留。

欢迎转载,但转载须保留本段

  玖羽 2006.11.22[/font][/indent][font=verdana,tahoma]


[img]http://sound-horizon.net/cg/RomanBook.jpg[/img]


『物語』の名を冠した第五の地平線
君が生まれているRomanに捧げる11の幻想曲
詩は時として《焔》となり暗闇を照らす《光》にもなるでしょう

被冠以“故事”之名的第五道地平线
为你的诞生而献上的Roman,11首幻想曲
诗歌有时也会成为“火焰”,变成将黑暗照亮的“光”吧


--

01.
朝と夜の物語

作詞:Revo
作曲:Revo
 歌:Hiver Laurant
 声:大塚明夫、Jimang、Ike Nelson、能登麻美子、緑川光、田村ゆかり

生まれて来る朝と 死んで行く夜の物語(Roman)… (Roman)
嗚呼…僕達のこの寂[0302=し]さは 良く似た色を[0302=し]た《宝石》(Pierre)

生まれて来る意味 死んで行く意味 君が生きている現在
11文字の《伝言》(Message) 幻想物語(Roman) 『第五の地平線』

「Roman…」

「其処にロマンは在るのだろうか?」

泣きながら僕達は来る 同じ苦[0302=し]みを抱き[0302=し]めて
笑いながら僕達は行く 遥か地平線の向こうへ

廻り合う君の唇に嗚呼…僕の詩を灯そう… (la Vie)
いつの日か繋がる《物語》(Roman)——

泣きながら僕達は来る 同じ哀[0302=し]みを抱き[0302=し]めて
笑いながら僕達は行く 遥か地平線の向こうへ

廻り逢う君の唇に嗚呼…僕の詩を灯そう… (la Vie)
僕達の繋がる《物語》(Roman)——

生まれて来る朝と 死んで行く夜の物語(Roman)… (Roman)
嗚呼…僕達のこの刹那さは 良く似た色を[0302=し]た《美花》(Fleur)

太陽の風車 月の揺り籠 彷徨える《焔》(ひかり)の物語(Roman)
壊れた人形 骸の男 時を騙る《幻想》(やみ)の物語(Roman)

右腕には菫の姫君(C'est mademoiselle Violette, qui est dans la main Droit)
そ[0302=し]て…(et)
左腕には紫陽花の姫君…(C'est mademoiselle Hortense, qui est dans la main Gauche)

嗚呼…僕の代わりに廻っておくれ…其の世界には——
僕が生まれてくるに至る物語(Roman)はあるのだろうか?

「さぁ、いっておいで」

「Oui, Merci」

廻り来る生の騒めき 太陽の風車…
廻り往く死の安らぎ 月の揺り籠…

我等は彷徨える 追憶の揺れる《風車》(Moulin à Vent)
廻り往く何の地平にも 詩を灯すで[0302=し]ょう……

此れは——
生まれて来る前に 死んで行く僕の物語(Roman)… (Roman)
嗚呼…僕達のもう逢えなくても 現在を生きて往く《憧憬》(Roman)
——詠い(さがし)続けよう → 君が迷わぬように……

『朝と夜』の狭間… 『焔』の揺らめき…
『宝石』を掴もが… 『腕』を伸ばし…
『風車』は廻れば… 『星屑』は煌めが…
『天使』が別れし… 『美しい』の幻想の…
『葡萄酒』に魅る… 『賢者』が忌避する…
『伝言』の真意… 『地平線』は識る…

右手の死を 左手の生を
傾かざる冬の天秤

「さようなら…」

Ro…man…

「ありがとう…」

「其処にロマンは在るのかしら?」
「其処にロマンは在るのだろうか?」
「其処にロマンは在るのかしら?」
「嘘を吐いているのは誰か?」

--

昼与夜的故事[color=blue]

诞生降世的黎明和 归于死亡的晚上的[u]故事[/u](Roman)… (Roman)[/color][color=purple]
啊…我们的这孤单的颜色 正宛如[u]“宝石”[/u](Pierre)[/color]

诞生降世的意义 归于死亡的意义 在你所生存的现在
这11个字的[u]“留言”[/u](Message) 幻想[u]故事[/u](Roman) “第五道地平线”

“Roman…”

“那里可有Roman在吗?”[color=darkblue]

我们一边哭泣一边来到 心里怀着同样的苦楚
我们一边微笑一边远去 往遥远的地平线而向

辗转相遇的你的双唇啊…仿佛将我的诗歌点亮… (la Vie)[/color][color=purple]
终有一日会相逢的[u]故事[/u](Roman)[/color][color=darkblue]

我们一边哭泣一边来到 心里怀着同样的悲伤
我们一边微笑一边远去 往遥远的地平线而向

辗转相逢的你的双唇啊…仿佛将我的诗歌点亮… (la Vie)[/color][color=purple]
我们的相逢的[u]故事[/u](Roman)

诞生降世的黎明和 归于死亡的晚上的[u]故事[/u](Roman)… (Roman)
啊…我们的这瞬间的颜色 正宛如[u]“美花”[/u](Fleur)[/color]

太阳之风车 月亮之摇篮 永续彷徨的[u]“火焰”[/u](光)的[u]故事[/u](Roman)
毁坏的人偶 骸骨的男人 欺骗时间的[u]“幻想”[/u](暗)的[u]故事[/u](Roman)[color=purple]

[u]右手中是紫罗兰的公主…[/u](la Mademoiselle Violette qui est a la main Droite)
[u]而…[/u](et)
[u]左手中是绣球花的公主…[/u](la Mademoiselle Hortense qui est a la main Gauche)[/color][color=darkblue]

啊…在代替我辗转循环的…这个世界之中——
能够生出我的[u]故事[/u](Roman)吗?[/color]

“来,到这里来”

[u]“好,谢谢”[/u](Oui, Merci)

辗转循环的生的喧闹 太阳之风车
辗转往复的死的安宁 月亮之摇篮[color=blue]

我们乃是在回忆中彷徨的 转动的[u]“风车”[/u](Moulin à Vent)
无论在辗转往复的哪一道地平线上 都将把诗歌点亮……[/color][color=purple]

这是——
在生命到来之前 就走向死亡的我的[u]故事[/u](Roman)… (Roman)
啊…我们已不能相逢 但现在依然生存着[u]“憧憬”[/u](Roman)
——继续[u]歌吟[/u](探索)吧 → 为了使你不再迷茫……[/color]

“昼与夜”的夹缝间… “火焰”的摇荡…
“宝石”被抓取… “手臂”被伸出…
“风车”的转动… “星尘”的闪耀…
“天使”的告别… “美丽”的幻想…
“葡萄酒”的陶醉… “贤者”的逃避…
“留言”的真意… “地平线”的知晓…

右手中是死 左手中是生
持续倾斜的冬之天秤
[color=sandybrown]
“再见吧…”[/color]

Ro…man…
[color=sandybrown]
“谢谢你…”[/color]

“那里有Roman在吗?”
“那里可有Roman在吗?”
“那里有Roman在吗?”
“说谎者究竟是谁?”


--

02.


作詞:Revo
作曲:Revo
 歌:REKKI
 声:若本規夫、田村ゆかり、Jimang

幾許かの平和と呼ばれる光 其の影には常に悲惨な争いが[0101=あ]った
葬列に参列する者は 皆一様に口数も少なく
雨に濡れながらも 歩み続けるより他にはないのだ……

瞳を閉じて暗闇(やみ)に 吐息を重ねる
そっと触れた温かな光は 小さな鼓動
否定接続詞(Ne)で綴じた書物(かみ)が 歴史を操る
そっと振れた灼かな光は 誰かの『焔』

気付けば道程は 常に苦難と共に[0101=あ]った
耐えられぬ痛みなど 何一つ訪れないものさ…

歓びに咽ぶ白い朝 哀しみに嘆く黒い夜
我等が歩んだ此の日々を 生まれる者に繋ごう…
瞳に映した蒼い空 涙を溶かした碧い海
我らが愛した此の世界(ばしょ)を 愛しい者に遺そう……

嗚呼… 朝と夜は繰り返す 煌めく砂が零れても…
嗚呼… 朝と夜は繰り返す 愛した花が枯れても…
嗚呼… 朝と夜は繰り返す 契った指が離れても…
嗚呼… 朝と夜を繰り返し 《生命》(ひと)は廻り続ける……

美しい『焔』(ひかり)を見た 死を抱く暗闇の地平に
憎しみ廻る世界に 幾つかの『愛の詩』を灯そう…

何れ程夜が永くとも 何れ朝は訪れる——

独りで寂しくないように 《双児(ふたご)の人形(la poupée)》を傍らに
小さな棺の揺り籠で 目覚めぬ君を送ろう…
歓びに揺れたのは《紫色の花》(Violette) 哀しみに濡れたのは《水色の花》(Hortensia)
誰かが綴った此の詩を 生まれぬ君に贈ろう…

歴史が書を創るのか 書が歴史を創るのか
永遠を生きられない以上 全てを識る由もなく
朝と夜の地平を廻る 『第五の旅路(たび)』
離れた者が再び繋がる日は 訪れるのだろうか?

懐かしき 其れは誰の唇か——
嗚呼… 《物語》(Roman)を詩うのは……

「其処にロマンは在るのかしら?」

--

火焰

照下多少道被称为和平的光 在阴影中持续着凄惨的杀伐
去参加葬礼的人们 全都一语不发
即使被雨打得透湿 也要前进——除此无它……[color=darkblue]

在双目轻瞑的黑暗中 将呼吸交错
轻触而上的温暖光芒 是微弱的律动
写满[u]否定连接词[/u](Ne)的[u]书本[/u](纸) 将历史操纵(*)
轻触而上的灼热光芒 又是谁的“火焰”

早就知道,旅途中总会有苦难相伴
但无可忍耐的痛苦 却决不会来到[/color][color=blue]

喜极而泣的白色的黎明 悲伤哀叹的黑色的晚上
我们前行的这多少日夜 都是在与生者紧紧相连
眼眸映出的苍蓝的天空 泪水溶入的澄碧的海洋
我们在自己所爱的[u]世界[/u](这里) 将所爱的人留下[/color][color=darkblue]

啊… 昼与夜交替接续 直到光耀的沙尘零落…
啊… 昼与夜交替接续 直到所爱的花朵萎枯…
啊… 昼与夜交替接续 直到钩住的手指分离…
啊… 昼与夜交替续接 [u]“生命”[/u](人)永续流转循环……

看见了美丽的[u]“火焰”[/u](光芒) 闪耀在黑暗死寂的地平线上
它会在这充满憎恨的世界中 将多少“爱之诗歌”点亮?[/color]

无论黑夜有多么漫长 黎明也终会降临在世上——[color=darkblue]

像是不要让他永远孤单 “双胞胎[u]人偶[/u](la poupée)”陪伴在旁
将这小小的棺材当作摇篮 送别再也不会醒来的你[/color][color=blue]
欢快地摇动的[u]“紫色的花朵”[/u](Violette) 悲伤地湿漉的[u]“淡蓝的花朵”[/u](Hortensia)
将不知何人所做的这首诗作 献给再也无法生存的你…[/color]

是历史创造了书呢 还是书创造了历史
既是无法永远生存 也就全然无法知道
在地平线上循环的昼夜 “第五之旅程”
与离散之人重逢的日子 也终会到来吗?

那怀念的曲调 是谁的双唇在吟颂——
啊… 歌唱着[u]“故事”[/u](Roman)的是……

“那里有Roman在吗?”

(*):日语“纸”和“神”同音。


--

03.
見えざる腕

作詞:Revo
作曲:Revo
 歌:KAORI、REMI
 声:大塚明夫、若本規夫、保志総一朗

眠れぬ宵は路地裏の淫らな牝猫(Chatte)に八つ当たりして…
嗚呼…見えざるその腕で首を絞める…
《夢幻影》(Fantôme de réve)壊われゆく自我(Ego)の痛み…

狂えぬ酔いは屋根裏の小さな居城(Château)を転げ回る…
嗚呼…見えざるその腕の灼ける痛み…
《幻肢痛》(Fantôme de douleur)安酒を浴ぴて眠る…

「…アルヴァレス将軍に続けー! 」

黄昏に染まる古き獣の森に…戦場で出会った二人の男…
金髪の騎士(Laurant)…赤髪の騎士(Laurant)…
争いは廻り…屍を積み上げる…
加害者は誰で…被害者は誰か?
斜陽の影に刃は緋黒く煌めいて——

片腕と共に奪[1001=わ]れた彼の人生
仕事は干され恋人は出ていった…
何もかも喪った奪[1001=わ]れた最低な人生(la Vie)
不意に襲う痛みに怯える暮らし……

「大抵の場合(le plus Souvent)…貴方はうなされ殴るから…
 私は…この侭じゃ何れ死んでしまう[1001=わ]…
 さよなら(Au revoir)…貴方を誰より愛してる…
 それでも…お腹の子の良い父親(Pere)には成れない[1001=わ]……」

葡萄酒(du Vigne)…発泡葡萄酒(du Champagne)…蒸留葡萄酒(De l'eau-de-Vie)…
嗚呼…眠りの森の静寂を切り裂き…また奴が現れる——

馬を駆る姿…正に 悪夢…赤い髪を振り乱して…奮う死神の鎌…
首を刈る姿…正に 風車…緋い花が咲き乱れて…震う精神の針…
闇を軽るく纏った——

夢から醒めた現実は 其れでも尚も悪夢(ゆめ)の中
故に…その後の彼の人生は 酒と狂気…廻る痛みの中
左の頬に十字傷 赤く燃える髪に鳶色の瞳(め)
奴を…殺せと腕が疼くのだ 『見えざる』腕が疼くのだ……

誰が加害者で…誰が被害者だ…死神を搜し葬ろう…

「殺してくれる……!」

騎士(Chevalier)は再び馬に跨がり…時は黙したまま世界を移ろう——
異国の酒場で再び出逢った二人の男(Laurant)…

隻眼にして隻腕 泥酔状態(アル中)にして陶酔状態(ヤク中)
嗚呼…かっての蛮勇 見る影も無く……

「退け。」

「うわぁっ!」

「何者だ、貴様……ぐあぁ!」

「Bon soir……」

「Au revoir……くはははは!」

不意に飛び出した 男の手には黒き剣(épée Noire)
周囲に飛び散った液体(Sang) まるで葡萄酒(Vin Noir)
刺しながら…供された手向けの花の名(Nom)——「こんばん[1001=わ]」(Bon soir)
抜きながら…灯された詩の名——「さようなら」(Au revoir)

崩れ落ちた男の名はLaurant…走り去った男の名はLaurencin…
もう一人のLaurantは…唯…呆然と立ち尽くしたまま……

誰が加害者で…誰が被害者だ…犠牲者ばかりが増えてゆく…
廻るよ…廻る…憎しみの風車が…躍るよ…躍る…焔のように…
嗚呼…柱の陰には…少年の影が…鳶色の瞳で…見つめていた…

「人生はままならぬ……されどこの痛みこそ、私が生きた証なのだ」

復讐劇の舞台を降ろされ…男は考えはじめる…
残された腕…残された人生…見えざるその意味を——

杯を満たした葡萄酒…その味[1001=わ]いが胸に沁みた…

「其処にロマンは在るのかしら?」

--

看不见的手臂[color=darkblue]

不眠之夜,迁怒在小巷里淫乱的[u]母猫[/u](Chatte)身上…
啊…那只看不见的手臂在扼着喉咙…
[u]“梦幻之影”[/u](Fantôme de réve)使崩溃的[u]自我[/u](Ego)痛苦…

无狂之醉,把阁楼当成小小的[u]城池[/u](Château)四处巡游…
啊…那只看不见的手臂如火烤般地疼痛…
[u]“幻肢之痛”[/u](Fantôme de douleur)中,灌饱便宜酒进入梦乡…[/color]

“跟着Alvarez将军冲啊——!”

黄昏笼罩着古老的兽之森林…在战场上相遇的两个男人…
金发的[u]骑士[/u](Laurant)…红发的[u]骑士[/u](Laurant)…
苦战鏖杀…尸骸遍野…
加害者是谁…被害者又是谁?
浸透夕阳余辉的剑刃闪着黑红的光——[color=darkblue]

和手臂一起被夺去的是他的人生
工作没了,爱人也走了
一切都被夺去的,最烂的[u]人生[/u](la Vie)
总在惧怕着出其不意袭来的痛楚,就这么庸庸碌碌……

“[u]平时[/u](le plus Souvent)…你一喝醉就会打我…
 我…这样下去的话早晚会被打死吧…
 [u]再见吧[/u](Au revoir)…我比谁都要爱你…
 可是…对肚子里的孩子来说,你不是个好[u]父亲[/u](Pere)啊……”[/color]

[u]葡萄酒[/u](du Vigne)…[u]泡沫葡萄酒[/u](du Champagne)…[u]蒸馏葡萄酒[/u](De l'eau-de-Vie)…
啊…切裂安眠的森林的寂静…那家伙又出现了——[color=darkblue]

纵马驱驰的身姿…宛如 恶梦…火红的头发甩得稀乱…奋锐的死神之镰…
收割头颅的身姿…宛如 风车…绯红的花朵开得鲜艳…颤抖的精神之针…
黑暗轻轻地缠卷而上——[/color][color=red]

从梦里醒来又见现实 可却依然恍在[u]恶梦[/u](梦)中
所以…那之后他的人生 就在酒与疯狂中…轮回着痛楚
左边脸颊上的十字伤 如火般燃烧的头发和茶褐色的[u]眼睛[/u](眼瞳)
手臂的痛叫我杀了…那家伙 “看不见的”手臂一直在痛……

谁是加害者…谁又是被害者…将死神找出来埋葬…[/color]

“杀了我!”

[u]骑士[/u](Chevalier)再度跨上骏马…时间默默地将世界移动——
在异国的酒吧再度相逢的两个[u]男人[/u](Laurant)…[color=red]

独眼对上独臂 烂醉如泥对上迷醉不堪
啊…昔日的蛮勇 如今已连影子都不剩……[/color]

“退下。”

“哇啊!”

“你这家伙,是谁啊……呜哇!”

“[u]晚上好[/u](Bon soir)……”

“[u]再见吧[/u](Au revoir)……哈哈哈哈!”[color=darkblue]

出其不意地飞挥而出 男人手中的[u]黑色长剑[/u](épée Noire)
[u]液体[/u](Sang)往周围飞溅出去 俨若[u]葡萄酒[/u](Vin Noir)一般
一边刺着…献在手前的花的[u]名字[/u](Nom)是——[u]“晚上好”[/u](Bon soir)
一边拔出…被唱出的诗歌的名字是——[u]“再见吧”[/u](Au revoir)[/color]

颓然倒下的男人名叫Laurant…飞奔而去的男人名叫Laurencin…
另外一个Laurant却…只是…呆呆地站立在当场……[color=darkblue]

谁是加害者…谁又是被害者…只是使牺牲者的数目不断增加…
转吧…转吧…憎恨的风车…跳啊…跳啊…就像火焰一样…
啊…在廊柱的后面…是少年的影子…那茶褐色的眼睛…正凝视着…[/color]

“人生可不能就这样下去…而且,这疼痛,就是我生存的证明……”

从演出着复仇剧的舞台上下来…男人第一次想到…
剩下的手臂…剩下的人生…那看不见的意义——

满斟在杯中的葡萄酒…它的滋味漫溢在心田…

“那里有Roman在吗?”


--

04.
呪われし宝石

作詞:Revo
作曲:Revo
 歌:REMI
 声:深見梨加、若本規夫、ゆかな、緑川光、田村ゆかり、保志総一朗

「へますんじゃねぇぞ、Laurencin」

「へっ、おまえこそな、Pierre」

母なる大地が育んだ奇蹟 世界最大と謳われし貴石 30ctの赤色金剛石(Trente carat, Diamant Rouge)
所有者を変え渡り歩いた軌跡 特典は予約済みの鬼籍 30ctの『殺戮の女王』(Trente carat, Reine Michèle)

鎖された硝子(Verre) 優雅に眠る宝石(Pierre) 過ぎ去りし日の夢の中
厳格なる幻喪(Deuil) 傳がざる矜持(Orgueil) 死神さえも腕の中
『彼女』こそが女王(Reine) 抗う者は皆無 檻の外へは逃がさない……

狡猾な少女(Fille) 影と踊った老婆(Vieille) 幾つもの首を彩った
派手な娼婦(Courtisane) 泥に塗れた王妃(はな) 幾つもの首を刈獲った
廻り巡る情景(Scène) 色鮮やかな幻夢 喪うまでは逃がさない……

【お祝い】が【呪い】に変わる 運命の皮肉
『彼女』誕生にまつわる 知られざる《物語》(Roman)

男は掘った 薄暗い穴を 墓穴と知らずに
男は掘った 奈落へと至る 洞穴と知らずに

鎖された闇の中で 運命(とわ)に抱かれ
寝食さえも忘れて 掘った
灯された詩の中で 躍るように
侵蝕された歯車 斯くて狂ったように廻り(Et il tourne follement)……

——男は誘う不思議な霧…
眼前に現れたのは かつて見た事の無い美しき原石
その魔力に引き寄[0304=せ]られるかのように 男は震える手を伸ばした……

【幸運】(bien Chance)…嗚呼…これまで苦労をかけて 可愛い妹(Noel)よ
【幸運】(bien Chance)…嗚呼…これなら胸を張って 送りだ[0304=せ]よ……
 
← 欲に眼が眩んだ鉱山(Mine)の管理者(Concierge) ←
← 眼の色を変えた鷲鼻の宝石商(Commercant) ←
← 我が目を疑った隻眼の細工職人(Artisan) ←
← 廻るよ廻る…死神(Dieu)の回転盤(Roulette) →
堅牢に見える倫理の壁にも 時に容易に穴が空く…

【不運】(Malchance)…嗚呼…帰らぬ兄を待ってる 嫁げぬ妹
【不運】(Malchance)…嗚呼…変らぬ愛を待ってる 冬の夜空……

「もう、Pierreお兄様」

頰杖…溜め息…人形師の娘…窓辺に佇む《双児の人形》——

「はぁ…いつお戻りになるのかしら?」

鎖された硝子(Verre) 優雅に眠る宝石(Pierre) 過ぎ去りしひの夢の中
忍び寄る影(Ombre) 溶け込む緋の闇(Tenebres) 盜賊達は部屋の中
失敗をすれば刑罰(Peine) 命を懸けた任務 狙った獲物(もの)は逃がさない……

「やめで、辛くぞ!」

「おい、までだよ!」

白馬に乗らざる王子(Prince) 些か乱暴な接吻(Bise)
嗚呼…『彼女』が再び世に解き放たれる……

母なる大地が育んだ奇蹟 世界最大と謳われし貴石 30ctの赤色金剛石(Trente carat, Diamant Rouge)
所有者を変え渡り歩いた軌跡 特典は予約済みの鬼籍 30ctの『殺戮の女王』(Trente carat, Reine Michèle)

「其処にロマンは在るのかしら?」

--

被诅咒的宝石

“你没到过这吧,Laurencin”

“嘿,你不也是吗,Pierre”

大地母亲所生出的奇迹 被称为世界最大的宝石 [u]30克拉的红色金刚石[/u](Trente carat, Diamant Rouge)
不断改换所有者的轨迹 附赠在阴间挂号的特典 [u]30克拉的“杀戮之女王”[/u](Trente carat, Reine Michèle)[color=darkblue]

紧紧锁闭的[u]玻璃[/u](Verre) 优雅安眠的[u]宝石[/u](Pierre) 就在回忆过去的梦里
那是严苛的[u]幻灭[/u](Deuil) 无可言喻的[u]高傲[/u](Orgueil) 也在死神伸出的手臂里
“她”就是那[u]女王[/u](Reine) 没有人能反抗 无法从牢笼中脱逃……

狡诈的[u]少女[/u](Fille) 黑暗中跃动的[u]老妇[/u](Vieille) 多少头颅变得鲜红
奢侈的[u]娼妓[/u](Courtisane) 沾满泥巴的[u]王妃[/u](花朵) 多少头颅又被收获
循环往复的[u]景象[/u](Scène) 色彩鲜艳的幻梦 直到失去,都是无路可逃……[/color]

「祝福」变成了「咒诅」 命运的嘲讽
与“她”的诞生密密纠缠的 不为人知的[u]“故事”[/u](Roman)[color=darkblue]

男人挖掘着 微暗的洞窟 不知那是墓穴
男人挖掘着 不知那是 直达地狱的洞穴

在锁闭的黑暗中 拥抱着[u]命运[/u](永恒)
废寝忘食地 拼命挖掘
在点亮的诗歌中 宛若狂舞
开始锈蚀的齿轮 [u]渐渐转向疯狂[/u](Et il tourne follement)……[/color]

——不可思议的浓雾将男人引诱…
出现在眼前的是 从未见过的美丽原石
仿佛被那魔力攫住 男人颤抖地将手伸出……[color=purple]

[u]「幸运」[/u](bien Chance)…啊…以前让你受苦了 可爱的[u]妹妹[/u](Noel)啊
[u]「幸运」[/u](bien Chance)…啊…从今往后我们就能 出人头地了啊……[/color][color=darkblue]

← 被欲望刺花眼睛的[u]矿山[/u](Mine)的[u]经理[/u](Concierge) ←
← 眼睛都变了颜色的鹰钩鼻的[u]宝石商[/u](Commercant) ←
← 怀疑自己眼睛的独眼的[u]工艺家[/u](Artisan) ←
← 转动吧转动啊…[u]死神[/u](Dieu)的[u]转盘[/u](Roulette) →
看似坚固的道德之墙 有时却很容易挖出空洞…

[u]「不幸」[/u](Malchance)…啊…等待着不会归来的哥哥的 永不嫁人的妹妹
[u]「不幸」[/u](Malchance)…啊…等待着不会改变的爱情的 冬天的夜空……[/color]

“真是的,Pierre哥哥”

拄颊…叹息…人偶师的女儿…站在窗边的“双胞胎人偶”——

“唉……什么时候才能回来呢?”[color=darkblue]

紧紧锁闭的[u]玻璃[/u](Verre) 优雅安眠的[u]宝石[/u](Pierre) 就在回忆过去的梦里
悄悄摸上来的[u]影子[/u](Ombre) 溶入鲜红的[u]黑暗[/u](Tenebres)中 盗贼们进到了房间里
如果失败定会[u]受罚[/u](Peine) 以命相赌的任务 盯上的[u]猎物[/u](东西)决不会逃掉……[/color]

“别这样,很难受啊!”

“喂,等一下!”

骑着白马的[u]王子[/u](Prince) 有些凶狠的[u]接吻[/u](Bise)
啊…“她”再度被解放到了世界上……

大地母亲所生出的奇迹 被称为世界最大的宝石 [u]30克拉的红色金刚石[/u](Trente carat, Diamant Rouge)
不断改换所有者的轨迹 附赠在阴间挂号的特典 [u]30克拉的“杀戮之女王”[/u](Trente carat, Reine Michèle)

“那里有Roman在吗?”


--

05.
星屑の革紐

作詞:Revo
作曲:Revo
 歌:井上あずみ、YUUKI
 声:大塚明夫、能登麻美子

「こん[0502=に]ちわ、はじめまして!」(Salut, Enchanté!)
差し出した手を——
嗚呼…可愛い私のお姫様(Etoile) 小さな指で懸命[0502=に]握り返してくる
あなたの歩む道程が 輝くよう[0502=に]『星』(Etoile)と……

ある雨の朝…いつものよう[0502=に]少女が目を覚ますと…
寝具の横[0502=に]は優しい父親…そして大きな黒い犬が居た…
雨の匂い…くすぐったい頬…どこか懐かしい温もり…
小さな姉と大きな妹…二人と一匹…家族となった特別な朝……

嗚呼…私は星を知らない 遠過ぎる光は届かないなら…
嗚呼…僅かな視力でさえも 何れ失うと告げられている…

ごめんなさい…お母さん…この名前…(Excusez-moi...Ma mère...ce nom...)
どうしても好き[0502=に]なんてなれないよ…(Je ne peux pas c'est absolument de m'aimer)
嗚呼…ごめんなさい……(Ah...Excusez-moi..)

勇気を出して——
嗚呼…Pleutと屋外へ出たけど 歩く速度が抑違うから…
嗚呼…暗闇[0502=に]沈む世界では ちょっとした段差でも転んでしまう…

ごめんなさい…父さん…この両眼…(Excusez-moi...Mon père...ces yeux)
どうしても好き[0502=に]なんてなれないよ…(Je ne peux pas,c'est absolument de m'aimer)
嗚呼…ごめんなさい……(Ah...Excusez-moi..)

細い革紐(Harnais)じゃ
心までは繋げないよ…愛犬(Pleut)が傍[0502=に]いたけど…私は孤独(ひとり)だった……

別々[0502=に]育った者が…解り合うのは難しい…
ましてや人と犬の間であれば…尚更の事である…
それからの二人は…何をする[0502=に]も何時も一緒だった…
まるで…空白の時間を埋めようとするかのよう[0502=に]…

姉は甲斐甲斐しく妹の世話を焼き…妹は姉を助けよく従った…
父の不自由な腕の代わり[0502=に]なろうと…何事も懸命[0502=に]…
其れは…雨水が大地[0502=に]染み込むよう[0502=に]しなやか[0502=に]…
根雪の下で春を待つよ[0502=に]…小さな花を咲かせるよう[0502=に]…

急[0502=に]吹いた突風(Rafale)[0502=に]手を取られ…革紐を離したけど…
もう何も怖くなかった…『見えない絆』(ほしくずのHarnais)で繋がったいたから…

弱い姉だ——
それでも嗚呼…ありがとうね…妹(Pleut)が傍[0502=に]いたから…
私は何処へだって往けた……
大好きだよ…妹(Pleut)が傍[0502=に]いたから…私は強くなれた…

星空[0502=に]抱かれて夢を見た…あなたが産まれてきた朝の記憶(ゆめ)を…
銀色[0502=に]輝く夢の中…零れた砂が巻き戻る幻想(ゆめ)を…
嗚呼…何の為[0502=に]遣って来たのか…最期[0502=に]判って良かった——

忘れないよ…君と歩いた…暗闇[0502=に]煌めく世界を…
いつだって…嗚呼…人生は星屑の…輝きの中[0502=に]在ることを…

祈りの星が降り注ぐ夜 → 黒犬(Pleut)は静か[0502=に]息を引き取った…
悼みの雨が降り注ぐ朝 → 冷たくなった彼女の腹から取り出されたのは
光を抱いた小さな温もり → 黒銀の毛を持つ仔犬だった

——そして《物語》(Roman)の翼は地平線を軽々と飛び越えるだろう
やがて懐かしくも 美しき あの《荒野》の駈け廻る為[0502=に]……

「其処にロマンは在るのかしら?」

--

星尘之皮带

[u]“你好,很高兴见到你!”[/u](Salut, Enchanté!)[color=purple]
把那伸出来的手——
[u]啊…我可爱的公主[/u](Etoile) 拼命地用小小的手指回握
你前行的道路上 将会有闪烁的[u]“星”[/u](Etoile)在陪伴……[/color]

那个下着雨的早晨…少女像以往一样睁开眼睛…
站在床边的是温柔的父亲…还有一只大大的黑狗…
雨的气味…痒痒的感觉…不知为何,觉得很怀念的温暖…
小小的姐姐和大大的妹妹…两人和一只…成为家庭的,特别的早晨……[color=darkblue]

啊…我看不见星星 太远的光传不到眼里…
啊…仅剩的这视力 也被告知会很快失去…

[u]对不起…妈妈…我的名字…[/u](Excusez-moi...Ma mère...ce nom...)
[u]我恐怕还是不能喜欢呀[/u](Je ne peux pas c'est absolument de m'aimer)
[u]啊…对不起……[/u](Ah...Excusez-moi..)

鼓起勇气——
啊…虽然和Pleut一起出到屋外去了 但走路的速度却不一样…
啊…在沉入黑暗的世界中 稍有一点落差就会摔倒…

[u]对不起…爸爸…我的双眼…[/u](Excusez-moi...Mon père...ces yeux)
[u]我恐怕还是不能喜欢呀[/u](Je ne peux pas c'est absolument de m'aimer)
[u]啊…对不起……[/u](Ah...Excusez-moi..)

细细的[u]皮带[/u](Harnais)
却不能连系心灵…尽管有[u]爱犬[/u](Pleut)在旁边…我却还是[u]孤独的[/u](一个人)……[/color]

分别成长的人…想互相了解都很困难…
更不用说人和狗之间…那就更不可能…
从那之后两个人…不管何时何事都在一起…
简直…就像是要把空白的时间填满一样…

姐姐精力旺盛地关照着妹妹…妹妹好好地帮着姐姐的忙…
代替父亲那只用不了的手臂…不管什么都拼命去干…
那是…就像雨水浸透大地,使它变得柔软…
在积雪之下将春天等待…小小的鲜花终会盛开…[color=darkblue]

突然吹来的[u]疾风[/u](Rafale)使手松开…离开了牵着的皮带…
但是一点也不害怕…[u]“看不见的羁绊”[/u](那星尘做成的Harnais)正把我们相连…

软弱的姐姐啊——
然而啊…谢谢你…[u]妹妹[/u](Pleut)就陪伴在旁…
不管我去向什么地方……
最喜欢的…[u]妹妹[/u](Pleut)就陪伴在旁…所以我变得坚强…[/color][color=purple]

在怀抱着星空的梦中见到了…你所诞生的黎明的[u]记忆[/u](梦)…
在闪耀着银色光辉的梦中是…将零落沙尘卷回的[u]幻想[/u](梦)…
啊…为什么你会来到…最后能明白就好了——

决不会忘啊…和你一起前行的…在黑暗中闪耀的世界…
无论是何时…啊…人生都会有星尘的…光辉在其中吧…[/color]

在祈祷的星辰不绝而降的夜晚 → [u]黑狗[/u](Pleut)静静地停止了呼吸…
在哀悼的雨滴不绝而降的黎明 → 从她冰冷的腹中取出的是
被光芒包裹、很小又很温暖的 → 黑银毛色的小狗

——而后[u]“故事”[/u](Roman)的翅膀就会轻轻地将地平线飞越吧
为了终有一日能在那怀念而美丽的 “荒野”上驱骋……

“那里有Roman在吗?”


--

06.
緋色の風車

作詞:Revo
作曲:Revo
 歌:KAORI
 声:Jimang、ゆかな、田村ゆかり

廻る回る《緋色の風車》(Moulin Rouge)綺麗な花を咲かせて
躍る踊る《血色の風車》(Moulin Rouge)綺麗な花を散らせて

(Ah...Ah...Ah...Ah...)

小さな掌に乗せた硝子(ガラス)細工…
其の宝石を『幸福(しあわせ)』と謳うならば…
其の夜の蛮行は時代にどんな爪痕を遣し…
彼等にはどんな傷痕を残したのか…

運命に翻弄される弱者の立場に嘆いた少年は…
やがて『力』を欲するだろう…
其れは…強大な力から身を守る為の『楯』か?
其れとも…より強大な力でそれをも平らげる『剣』か?

何が起こったのか…良く解らなかった…
泣き叫ぶ狂乱の和音(LuneのHarmonie)…灼けた屍肉の風味(にくのSaveur)…
何が襲ったのか…良く解らなかったけど…
唯…ひとつ…此処に居ては…危ないと判った…

僕は一番大切な《宝物》(もの)を
持って逃げようと → 君の手を掴んだ……

嗚呼…訳も解らず息を切らせて走っていた二人
欲望が溢れだすままに暴れて奴等は追い掛けてくる……

星屑をるように…森へ至る闇に潜んだままで…
訳も解らず息を殺して震えていた二人
絶望が溢れだすことを怖れて強く抱き合っていた—
不意に君の肢体が宙に浮かんだ →
怯え縋るような瞳が ← 逃げ出した僕の背中に灼きついた…

(Ah...Ah...Ah...Ah...)

狂[0105=お]しい《季節》(とき)を経て…少年の《時》は流転する…

廻る回る《緋色の風車》(Moulin Rouge)灼けつく《刻》(とき)を送つて
躍る踊る《血色の風車》(Moulin Rouge)凍える《瞬間》(とき)を迎えて

嗚呼…もし生まれ変わったら…小さな花を咲かせよう…
ごめんね…次は逃げずに…君の傍で共に散ろう……

(Moulin Rouge…)

(Ah...Ah...Ah...Ah...)

「其処にロマンは在るのかしら?」

--

绯色之风车[color=darkblue]

转动的回转的[u]“绯色之风车”[/u](Moulin Rouge)使美丽的花朵绽放
跃动的跳动的[u]“血色之风车”[/u](Moulin Rouge)使美丽的花朵凋散[/color][color=sandybrown]

(Ah...Ah...Ah...Ah...)[/color][color=black]

小小的手上托着的[u]玻璃[/u](Glass)雕刻…
如果那宝石是在歌颂着“幸福”的话…
那一夜的暴行在时代中刻下了怎样的爪痕…
他们留下了怎样的伤口…

悲叹着自己只是被命运玩弄的弱者的少年…
终有一日也会渴望得到“力量”吧…
那是…用强大的力量守护自己的“盾”呢?
或是…用更加强大的力量使一切平服的“剑”?[/color][color=darkblue]

到底发生了什么…根本就不明白…
哭叫着的[u]疯狂的和音[/u](Lune的Harmonie)…灼烤着的[u]尸肉的味道[/u](肉的Saveur)…
到底是被谁袭击…根本就不明白…
惟独…知道一点…在这里…很危险…

我就像带着最重要的[u]“宝物”[/u](东西)
逃走一样 → 紧抓住你的手…

啊…什么都不知道的两人只是不歇气地奔跑
满怀欲望的凶暴的人们在后面紧追不舍……

仿佛在追逐着星尘…潜藏在笼罩森林的黑暗之中…
什么都不知道的两人只是屏住呼吸颤抖
在充满绝望的恐怖中紧紧抱在一起—
突然间你的身体被拽到空中 →
那满溢着惧怕的双眸 ← 灼烧着逃走的我的背脊…[/color][color=sandybrown]

(Ah...Ah...Ah...Ah...)[/color][color=black]

经历过疯狂的[u]“季节”[/u](时间)…少年的“时间”就这样流转…[/color][color=darkblue]

转动的回转的[u]“绯色之风车”[/u](Moulin Rouge)送走烧灼的[u]时刻[/u](时间)
跃动的跳动的[u]“血色之风车”[/u](Moulin Rouge)迎来冻结的[u]瞬间[/u](时间)

啊…如果能从头来过…会再让小小的鲜花盛开…
对不起…下次不会逃了…要陪伴着你一起凋散……

(Moulin Rouge…)[/color][color=sandybrown]

(Ah...Ah...Ah...Ah...)[/color]

[color=black]“那里有Roman在吗?”[/color]


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07.
天使の彫像

作詞:Revo
作曲:Revo
 歌:Jimang
 声:深見梨加、能登麻美子、ゆかな

後の世に【神の手を持つ物】——
と称される彫刻家『Auguste Laurant』
戦乱の最中に失われ 平和と共に姿を現したとされる
未だ神秘の薄布(ベール)に包まれた彫像 彼の稀代の傑作
『天使』(Angel)に秘められし 知られざる《物語》(Roman)……

「物言わぬ冷たい石に 生命を灯せる等と
 俗人達が謳うのは 唯の驕りに過ぎぬ
 在る物を唯在る様に 両の手で受け止めて
 温もりに接吻(くちづ)けるように 想いを象るだけ……」

《風車小屋》(Moulin à vent) 空を抱いて 廻り続ける丘の上
工房(Atelier)は他を拒むように 静かに佇む影…

彼は唯独りで描いた 我が子の表情(かお)も知らずに……

【足り[0501=な]いのは小手先の素描力(Design)では[0501=な]い——現実をも超える想像力(Imagination)】
「嗚呼…光を…嗚呼…もっと光を…『即ち創造』(Création)…憂いの光を……」

生涯逢わぬと誓い[0501=な]がら 足げく通う修道院(Monastère)
子供達の笑い声 壁越しに聴いている…
「君の手が今掴んでいるであろう その《宝石》(いし)はとても壊れ易い
 その手を離しては[0501=な]らない 例え何が襲おうとも……」

彼は日々独りで描いた 我が子の笑顔(かお)も知らずに……

【必要[0501=な]のは過ぎし日の後悔(Regret)では[0501=な]い——幻想をも紡ぐ愛情(Affection)】
「嗚呼…光を…嗚呼…もっと光を…『即ち贖罪(Expiation)』…救いの光を……」

如何[0501=な]る賢者であれ 零れる砂は止められ[0501=な]い
彼に用意された銀色の砂時計 残された砂はあと僅か……

母親の灯を奪って この世に灯った小さ[0501=な]《焔》
その輝きを憎んでしまった 愚か[0501=な]男の最期の悪足掻き…

想像の翼は広がり やがて『彫像』の背に翼を広げた——
「嗚呼…もう想い遺すことは[0501=な]い やっと笑ってくれたね……」

「其処にロマンは在るのかしら?」


--

天使的雕像

被后世称为「拥有神之手的人」——
的雕刻家“Auguste Laurant”
在战争最炽烈的时候消失 又与和平一起现身在世界上
那用神秘的薄布所包着的雕像 是他罕见的杰作
将[u]“天使”[/u](Angel)隐藏起来的 不为人知的[u]“故事”[/u](Roman)……[color=darkblue]

“不会说话的冰冷石头 其实却等同于生命之灯
 俗人们歌颂它 只是过于骄傲而已
 存在的东西唯有存在的样子 用双手接受下来
 恍若温暖的接吻一般 只是回忆的具象……”

[u]“风车小屋”[/u](Moulin à vent) 被天空拥抱 在山丘上转动
[u]工场[/u](Atelier)拒绝一切外人 一个影子静静地伫立在那里…

他不知道自己独自描刻的 是自己孩子的[u]表情[/u](脸)……

「不足的并不是手指尖上的[u]描画[/u](Design)——而是超越现实的[u]想像力[/u](Imagination)」
“啊…光…啊…再多些光…[u]‘此即创造’[/u](Création)…忧郁的光…”

尽管发誓一辈子也不会踏进 但脚还是把他带到了[u]修道院[/u](Monastère)
孩子们的笑声 越过墙壁被他听见……
“你的手现在能抓住吧 那[u]‘宝石’[/u](石头)极其容易毁坏
 那手决不要放开 即使是被什么东西袭击……”

他不知道自己每天描刻的 是自己孩子的[u]笑容[/u](脸)……

「必须的并不是对过去日子的忏悔——而是将幻想织造的[u]爱情[/u](Affection)」
“啊…光…啊…再多些光…[u]‘此即赎罪’[/u](Expiation)…救拯的光…”[/color]

即使是怎样的贤者 也不能止住零落而下的沙
他所准备的银色沙漏 所剩的沙只有……[color=darkblue]

将母亲的灯夺走 在这个世界上闪耀的小小的“火焰”
憎恨那光辉 愚蠢的男人最后地挣扎着…

展开想象之翼的话 “雕像”背上的双翼也终会展开吧——
“啊…如果再也没有遗下的思念的话…就终会露出笑容吧……”[/color]

“那里有Roman在吗?”


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08.
美しきもの

作詞:Revo
作曲:Revo
 歌:YUUKI
 声:皆口裕子、田村ゆかり

君の大好きなこの旋律(Mélodie)…大空へと響け口風琴(Harmonica)…
天使が抱いた窓枠の画布(Toile)…ねぇ…その風景画(Paysage)…綺麗かしら?

其れは(C'est)——
風が運んだ…淡い花弁…春の追想...
綺麗な音…唄う少女(Monica)…鳥の囀[0902=り]…針は進んだ →
其れは(C'est)——
蒼が繫いで…流れる雲…夏の追想...
綺麗な音…謡う少女(Monica)…蝉の時雨…針は進んだ →

綺麗だと…君が言った景色…きっと忘れない…
『美しきもの』…集める為に…生命(ひと)は遣って来る……

君が抱きしめた短い季節(Saison)…痛みの雨に打たれながら…
「心配ないよ」…笑って言った…君の様相(Visage)忘れないよ……

其れは(C'est)——
夜の窓辺に…微笑む月…秋の追想…
綺麗な音…詠う少女(Monica)…虫の羽音…針は進んだ →
其れは(C'est)——
大地を包み…微眠む雪…冬の追想
綺麗な音…詩う少女(Monica)…時の木枯…針は進んだ →

綺麗だね…君が生きた景色…ずっと忘れない…
『美しきもの』…集める為に…生命(ひと)は過ぎて行く……

君が駈け抜けた昡い季節(Saison)…病の焔に灼かれながら…
「嗚呼…綺麗だね」…笑って逝った…君の面影(Image)忘れないよ……

君が生まれた朝…泣き虫だった私は…小さくても姉となった——
嬉しくて…少し照れくさくて…とても誇らしかった……

苦しみに揺蕩う生存の荒野を
『美しきもの』探すように駈け抜けた
果てしなき地平へ旅立つ君の寝顔
何よ[0902=り]美しいと思ったよ……

君の大好きなこの旋律(Mélodie)…大空へと響け口風琴(Harmonica)…
天使 が抱いた窓枠の画布(Toile)…ねぇ…その風景画(Paysage)…綺麗かしら?

「わたしは 世界で一番美しい光を見った
 その花を胸に抱いて Laurantの分も 詠い続けよう」

「其処にロマンは在るのかしら?」

--

美丽之物[color=darkblue]

你最喜欢的这[u]旋律[/u](Mélodie)…在天空中响遍的[u]口琴[/u](Harmonica)…
天使拥抱着窗框里的[u]画布[/u](Toile)…喂…这幅[u]风景画[/u](Paysage)…漂亮吗?

[u]这是[/u](C'est)——
被风带来的…淡淡的花瓣…春之追忆
美丽的音色…咏唱的[u]少女[/u](Monica)…鸟儿的鸣叫…指针的前进 →
[u]这是[/u](C'est)——
与穹苍紧连的…流动的云…夏之追忆
美丽的音色…放歌的[u]少女[/u](Monica)…蝉们的阵雨…指针的前进 →

漂亮呢…你所说的景色…永远不忘…
“美丽之物”…为了将它采撷…[u]生命[/u](人)才降诞到世上…

你所拥有的短暂的[u]季节[/u](Saison)…尽管满是痛苦的雨的敲打…
“别担心哦”…笑着这么说道…你的[u]样子[/u](Visage)永远不忘……

[u]这是[/u](C'est)——
夜晚的窗边…微笑的月亮…秋之追忆
美丽的音色…歌唱的[u]少女[/u](Monica)…昆虫的振翅…指针的前进 →
[u]这是[/u](C'est)——
包裹大地的…浅眠的雪花…冬之追忆
美丽的音色…歌吟的[u]少女[/u](Monica)…时间的凋零…指针的前进 →

漂亮呢…你所说的景色…永远不忘…
“美丽之物”…为了将它采撷…[u]生命[/u](人)才前进在世上…

你所跑过的短暂的[u]季节[/u](Saison)…尽管满是疾病之火的灼烧…
“啊…真漂亮呢”…笑着离开世界…你的[u]面容[/u](Image)永远不忘……

你所诞生的黎明…只是个爱哭鬼的我…变成了小小的姐姐——
真高兴啊…虽然有点不好意思…但那真值得骄傲……

在摇荡着痛苦的,生存的荒野上
为了寻找“美丽之物”而纵横驰骋
往没有尽头的地平线旅行而去的你的睡脸
我觉得比任何东西都更加美丽……

你最喜欢的这[u]旋律[/u](Mélodie)…在天空中响遍的[u]口琴[/u](Harmonica)…
天使拥抱着窗框里的[u]画布[/u](Toile)…喂…这幅[u]风景画[/u](Paysage)…漂亮吗?[/color]

“我呢 看见了这世上第一美丽的光
 将那花朵抱在胸前 包括Laurant的份一起 继续歌唱”

“那里有Roman在吗?”


--

09.
歓びと哀しみの葡萄酒

作詞:Revo
作曲:Revo
 歌:REMI
 声:能登麻美子、飛田展男、Jimang

其れは…歓びに揺らぐ《焔》…哀しみに煌めく《宝石》…
多くの人生…多くの食卓に…彼女の『葡萄酒』(Vin)があった——
横暴[0501=な]運命に挑み続けた女性『Loraine de Saint-Laurant』
大地と共に生きた彼女の半生…其の知られざる《物語》(Roman)

嗚呼…彼女は今日も畑に立つ 長いようで短い《焔》(ひかり)
得いモノも喪ったモノも 多くが通り過ぎた…
嗚呼…季節(Saison)が幾度廻っても 変わらぬ物が其処に在る
優しい祖父(Grand-père)の使用人(Employé) 愛した彼との『葡萄畑』(Climat)

嗚呼…追想はときに ほの甘く
熟した果実を もぎ穫るよう[0501=な]悦び(Plaisir)…

嗚呼…葡萄樹(Vigne)の繊細[0501=な](Délicat)剪定は 低温で少湿が理想
造り手達(Vignerons)の気の早い春は 守護聖人の祭(St.Vincent)の後にはじまる…
嗚呼…無理[0501=な]収量(Quantité)を望めば 自ずと品質(Qualité)が低下する
一粒(un Grain)…一粒に(et un Grain)…充分[0501=な]愛情(Amour)を それが親の役割……

嗚呼…追想はときに ほろ苦く
傷んだ果実を もぎ穫るよう[0501=な]痛み(Peine)…

嗚呼…女は政治の道具じゃないわ…
愛する人と結ばれてこその人生(la Vie)
されど…それさえ侭成らぬのが貴族(Noble)
そん[0501=な]『世界』(モノ)捨てよう……

(Ah.Ah...Ah.Ah.Ah...)

「残念だったね…」

権威主義を纏った父親(Pere)…浪費する為に嫁いで来た継母(Mere)
名門と謂えど…派手に傾けば没落するのは早く…
斜陽の影を振り払う…伯爵家(Les Comte)…最後の《切り札》(Carte)…娘の婚礼…
嗚呼…虚飾の婚礼とも知らず…
継母(おんな)の《宝石》が赤(Rouge)の微笑を浮かべた…

地平線 が語らざる詩(おと)…大切[0501=な]モノを取り戻す為の…逃走と闘争の日々(ひ)…
その後の彼女の人生は…形振り構わぬものであった……

私はもう誰も生涯愛さ[0501=な]いでしょう 恐らく愛する資格も[0501=な]い…
それでも誰かの渇き(Soif)を潤せる[0501=な]ら この身[0501=な]ど進んで捧げましょう…

樫(Chene)の樽の中で 眠ってる可愛い私の子供達(mon Enfant)
ねえ…どん[0501=な]夢を見ているのかしら?

果実の甘み(PinotのSucre)果皮の渋み(TaninのAstringence) 愛した人が遺した大地のみ(Terroir)
『歓び』(Joie)と『哀しみ』(Chagrin)が織り成す和(Harmonie) その味わいが私の『葡萄酒』(mon "Vin")
——そして…それこそが《人生》(et C'est "la vie")

其処にロマンは在るのかしら?

--

欢乐与悲哀的葡萄酒

那是…欢乐地跃动着的“火焰”…悲哀地闪耀着的“宝石”…
在许多的生命中…许多的餐桌上…都有她的[u]“葡萄酒”[/u](Vin)——
坚持向残暴的命运挑战的女性“Loraine de Saint-Laurant”
她那与大地一起生活的半生…那不为人知的[u]“故事”[/u](Roman)[color=darkblue]

啊…她今天也在田里工作 似长实短的[u]“火焰”[/u](光芒)
无论是得到的还是失去的东西 都经历得太多
啊…[u]季节[/u](Saison)多少次地循环流转 而不变之物就在此处
温柔的[u]祖父[/u](Grand-père)的[u]仆人[/u](Employé) 和所爱的他在一起的[u]“葡萄园”[/u](Climat)

啊…回忆的时候 是何等甜蜜
像把熟透的果实 摘下来那样[u]快乐[/u](Plaisir)

啊…将[u]葡萄树[/u](Vigne)那[u]娇嫩的[/u](Délicat)小枝剪掉之时 低温而少湿是最为理想
[u]种植工们[/u](Vignerons)掐算着早春的日子 [u]主保圣人的节日[/u](St.Vincent)过后就开始…
啊…如果对[u]收获[/u](Quantité)过于贪求的话 就会损害它的[u]质量[/u](Qualité)
[u]一颗[/u](un Grain)…[u]又一颗[/u](et un Grain)…贯注充分的[u]爱情[/u](Amour) 那是亲人的任务……

啊…回忆的时候 是何等苦涩
像把受伤的果实 摘下来那样[u]痛苦[/u](Peine)

啊…女人不是政治的道具啊…
与所爱之人白头偕老的[u]人生[/u](la Vie)
再加上…决不会容忍这种事情的[u]贵族[/u](Noble)
为了将那样的[u]世界[/u](东西)抛弃……[/color]
[color=sandybrown]
(Ah.Ah...Ah.Ah.Ah...)[/color]

“真可惜啊……”

满脑都是权威主义的[u]父亲[/u](Pere)…为了浪费而嫁来的[u]继母[/u](Mere)
所谓的名门…开始奢靡的话没落也是相当地快…
为了把夕阳的斜照挥去…[u]伯爵家[/u](Les Comte)…最后的[u]“王牌”[/u](Carte)…女儿的婚礼…
啊…并不知道这只是矫饰的婚礼…
[u]继母[/u](女人)的“宝石”露出了[u]红色[/u](Rouge)的微笑…

地平线所讲述的[u]诗歌[/u](声音)…为了取回重要的东西而…逃跑和斗争的每一天…
从那以后,她的人生…已是毫不介意形式的事情…[color=darkblue]

我这一生再也不会爱人 大概也没有去爱的资格
但如果谁想润润[u]干渴[/u](Soif)的喉咙 我就会将自己献上…

在[u]橡木[/u](Chene)桶中 安睡的,可爱的[u]我的孩子们[/u](mon Enfant)
喂…你们在做着怎样的梦呢?

[u]果实的甘甜[/u](Pinot的Sucre)[u]果皮的苦涩[/u](Tanin的Astringence) 所爱之人留下的,[u]大地的恩惠[/u](Terroir)
[u]“欢乐”[/u](Joie)与[u]“悲哀”[/u](Chagrin)交织而成的[u]调和[/u](Harmonie) 那味道就是[u]我的“葡萄酒”[/u](mon "Vin")
——[u]而且…这就是“人生”[/u](et C'est "la vie")[/color]

“那里有Roman在吗?”


--


10.
黄昏の賢者

作詞:Revo
作曲:Revo
 歌:Jimang
 声:Jimang、Ike Nelson、若本規夫、田村ゆかり、Sublime、日高のり子

彼の名(Nom)は『賢者』(Savant)
正確にはその呼び名も通称…本名は全く以って不詳…
私が初めて彼と出逢ったのは…ある春の日の黄昏…寂れた郊外の公園だった……

「今晩和(Bon soir)——
 Mademoiselle そんな浮かぬ顔をして 何ことがおまえは悩みかな?
 先こと君はその噴水を廻り廻ったの回数は11回
 歩数にしておよそ704歩 距離にして実に337メートル
 愚かな提案があるだが どうだろう?
 私は良ければ 君の話し相手なりたい」

まずは誰もいない → 其れが零(Zéro)だ…
其処に私(Moi)が現れた → 其れが壱(Un)だ…
そして君(Toi)が現れた → 其れが弐(Deux)だ…
単純な数式にこそ ← 真理が宿る…

そんな容易なことに[0301=さ]え自らを閉ざして 気づけない時もあるのだ……

「やぁ、御機嫌よう(Salut)——
 Mademoiselle 先日の悩みことを解する解答でなるかな?
 君と出会ってから今日ちょうど一週間
 時間にして168時間 分にして10080分 秒にして604800秒
 と言ってる間にも 23秒が積しまた
 今も 君の話し相手なりたい」

朝と夜との地平線(Horizon) → 其れが弐(Deux)だ…
時の王(Roi)が眠る墓所 → 其れが参(Trois)だ…
煌めく永遠(とわ)の星屑 → 其れが伍(Cinq)だ…
単純な素数に[0301=さ]え ← 真理が宿る…

どんな容易なことに[0301=さ]え自らを閉ざして 気づけない事もあるのだ……

君の悲しみを因数分解(バラ)してみようか?
幸福の最大公約数(かず)を求めてみようか?
涙を拭って…[0301=さ]ぁ…お立ちな[0301=さ]い…君の途はまだ続くのだから……

なるほど(en Effect)——
産むべきか ←→ 産まざるべきか…
それが最大の…謂れば問題だ…

歓びの朝も…哀しみの夜も…全ては君の物…
未見ね者へ…繋がる歌物語…詩を灯す物語(Roman)…

『風車』が廻り続ける度に 『美しき』幻想が静かに紡がれ
Le moulin rouge...     La belle chose ...
『焔』の揺らめきの外に 『腕』を伸ばす愚かな者達
La flamme...       Le bras invisible...
『宝石』をより多く掴もうと 『朝と夜』の狭間を彷徨い続ける
Le bijou rubis...      Le conte du matin et la nuit...
『星屑』の砂の煌めきにも 『葡萄酒』の仄甘い陶酔を魅せ
Le fragment d'étoiles...  Le vin rouge joie et pathétique...
『賢者』が忌避する檻の中から 『伝言』の真意を彼等に問うだろう
Le savant Crépuscule...    La message d'onze lettres...
『天使』が别れを告げし時 『地平線』は第五の物語を識る
La statue de l'ange...   Le cinq... Roman...

Roman…

「繰り返えされる『歴史』は 『死』と『喪失』
 『楽園』と『奈落』を廻り 『少年』が去った後
 そこにどんな『ロマン』を描けのだろうか?」

気づける事は怖いかね 失う事は怖いかね
真実の事は怖いかね だからこそ 私はそんな君の話し相手なりたい

君が来た朝を後悔するなら…更なる痛みを産むべきではない…
君が行く夜を肯定するなら…その子もまた《人生》(せい)を愛すだろう…

お嬢[0301=さ]ん(Chloe)——君の哀しみを因数分解(バラ)してみようか?
幸福の最大公約数(かず)を求めてみようか?
埃を払って…[0301=さ]ぁ…お発ちな[0301=さ]い…君の旅はまだ続くのだから……
[0301=さ]ようなら(Au revoir)——

「Mademoiselle もう心は決まったようだ ならば
 さぁ 胸を張れで行きなさい
 君は 君の地平線を目指し……」

「Merci, M.Savant」

「想像したぞ Christophe」

「其処にロマンは在るのかしら?」

--

黄昏之贤者

他的[u]名字[/u](Nom)是[u]“贤者”[/u](Savant)
确切地说这个名字只是泛称…真名等信息则全为不详…
我第一次和他相遇…是在一个春日的黄昏…郊外寂静的公园中……

“[u]晚上好[/u](Bon soir)——
 [u]年轻的女士[/u](Mademoiselle) 看你一副忧郁的样子 是在为什么而烦恼呢?
 刚才你绕着这个喷水池转了11圈
 步数约为704步 距离则为337米
 我有一个小小的建议 如何?
 如果可以的话 让我来和你谈谈吧”[color=darkblue]

最初乃是空无一人 → 那就是[u]零[/u](Zéro)啊…
在这里[u]我[/u](Moi)出现了 → 那就是[u]壹[/u](Un)啊…
然后[u]你[/u](Toi)也出现了 → 那就是[u]贰[/u](Deux)啊…
虽然只是单纯的算式 ← 真理却就在其中…

也有察觉不到 那么容易就把自己封闭住的时候啊……[/color]

“[u]呀、你好[/u](Salut)——
 [u]年轻的女士[/u](Mademoiselle) 上回的烦恼已经找到答案了吗?
 从上次见到你到今天为止正好过了一周
 按小时算是168小时 按分钟算是10080分 按秒算是604800秒
 而在刚才说话的时间里 又过去了23秒钟
 今天也 让我来和你谈谈吧”[color=darkblue]

昼与夜的[u]地平线[/u](Horizon) → 那就是[u]贰[/u](Deux)啊…
时间之[u]王[/u](Roi)长眠的墓室 → 那就是[u]叁[/u](Trois)啊…
煌煌闪耀的永恒的星尘 → 那就是[u]伍[/u](Cinq)啊…
虽然只是单纯的质数 ← 真理却就在其中…

也有察觉不到 那么容易就把自己封闭住的事情啊……

你想把悲伤给[u]因数分解[/u](除去)吗?
想求得幸福的[u]最大公约数[/u](数)吗?
把泪水擦干吧…来…站起来…因为你的路途还要持续下去啊…[/color]

[u]原来如此[/u](en Effect)——
是要去做 ←→ 还是不要去做
这就是最大的…所谓问题啊…[color=darkblue]

欢喜的黎明…悲伤的晚上…全都归你所有…
献给未见者的…相逢的歌的故事…将诗歌点亮的[u]故事[/u](Roman)…[/color]

“风车”永续地转动 将“美丽”的幻想静静地织造
[color=sandybrown]Le moulin rouge... La belle chose ...[/color]
“火焰”的摇荡以外 把“手臂”伸出的愚蠢的人们
[color=sandybrown]La flamme...    Le bras invisible...[/color]
“宝石”被竭力抓取 总在“昼与夜”的夹缝间彷徨
[color=sandybrown]Le bijou rubis...  Le conte du matin et la nuit...[/color]
“星尘”之沙闪耀着 陶醉沉迷于“葡萄酒”的微甜
[color=sandybrown]Le fragment d'étoiles... Le vin rouge joie et pathétique...[/color]
“贤者”逃避在牢里 从他们处问得“留言”的真意
[color=sandybrown]Le savant Crépuscule... La message d'onze lettres...[/color]
“天使”告别的时候 知晓“地平线”是第五个故事
[color=sandybrown]La statue de l'ange... Le cinq... Roman...[/color]

Roman…

“重叠往复的‘历史’是 ‘死亡’与‘失去’
 在‘乐园’和‘深渊’之间循环 当‘少年’离去之后
 在那里又会描绘出怎样的‘Roman’?”

因为觉察到的事情而害怕吗 因为失去的东西而害怕吗
因为真实的事情而害怕吗 所以 我在才会在这里与你交谈[color=darkblue]

你如果后悔那来到的黎明…也不会受到更多的痛苦…
你如果肯定那远去的夜晚…那孩子就也会爱着[u]“人生”[/u](生)吧…

[u]小姐[/u](Chloe)——你想把悲伤给[u]因数分解[/u](除去)吗?
想求得幸福的[u]最大公约数[/u](数)吗?
拍掉灰尘…来…出发吧…因为你的旅程还要持续下去啊…[/color]
[u]再见了[/u](Au revoir)——

“[u]年轻的女士[/u](Mademoiselle) 你好象已经下定了决心呢 那么
 来,挺起胸膛
 你的目标是 你的地平线……”

[u]“谢谢你,贤者先生”[/u](Merci, M.Savant)

“想象一下吧 Christophe”

“那里有Roman在吗?”


--

11.
11文字の伝言

作詞:Revo
作曲:Revo
 歌:RIKKI
 声:深見梨加、能登麻美子、日高のり子

嗚呼…昨日のことのように憶えて[0102=い]ます——
それは冬の朝——
呼び声は温かく手を握り締め——
天使(Ange)の金管(らっぱ)を聴きました…

ありふれた人生だったと…我ながらに憶[0102=い]ます…
それでも…アナタを産めたことは…『私の誇り』でした……

嗚呼…昨日のことのように憶えて[0102=い]ます——
寒[0102=い]冬の朝——
産声は高らかに天を掴み取り——
橙色(Orange)の光が射しました…

つ[0102=い]てな[0102=い]人生だったと…我ながらに憶[0102=い]ます
それでも…アナタと出逢えたことは『最高の幸運』でした……

嗚呼…どんな苦難が訪れても…諦めず勇敢に立ち向か[0102=い]なさ[0102=い]…
愚かな母の最期の願[0102=い]です…アナタは——
『[0302=し]·[0101=あ]·[1001=わ]·[0304=せ]·[0502=に]·[0105=お]·[0501=な]·[0902=り]·[0501=な]·[0301=さ]·[0102=い]』
(La La Lu Lu La La La La Lu La Lu)

「ごめんなさい…」

生まれて来る朝 死んで往く夜

「さよなら…」

君が生きている現在 11文字の《伝言》(Message)

「ごめんなさい…」

幻想物語(Roman) 『第五の地平線』

「ありがとう…」

嗚呼…其処にロマンは在るのだろうか?

アナタを産んだのが…誰のあれ…
本質は変わらな[0102=い]…何一つ…
アナタが望まれて産まれて来たこと…
それさえ忘れなければ…[0102=い]つか繋がれると—— (La La La Lu Lu Lu..)

嗚呼…傍で歩みを見守れな[0102=い]のが…無念ですが…どうか…凛と往きなさ[0102=い]
愚かな母の唯一の願[0102=い]です…アナタは——
『[0302=し]·[0101=あ]·[1001=わ]·[0304=せ]·[0502=に]·[0105=お]·[0501=な]·[0902=り]·[0501=な]·[0301=さ]·[0102=い]』
(La La Lu Lu La La La La Lu La Lu)

アナタが今生きて[0102=い]る——それが『私が生きた物語の証(Roman)』
この地平線(せかい)愛してくれるなら——それが『私の幸福(Bonheur)』
——それが『私の物語の意味(Roman)』

「其処にロマンは在るのかしら?」

生まれて来る意味 死んで往く意味
君が生きている現在 11文字の《伝言》(Message)
幻想物語(Roman) 『第五の地平線』

二つの風車は 廻り続けるだろう
愛する者と 再び 繋がる時をまで
生と死の荒野を流離う人形は
廻り往く夜に
どんな詩を灯したのだろうか?

そして…地平線をすべる 銀色の光
今 幾度目かの朝が訪れる

嗚呼…其処にロマンは在るのだろうか?

--

11个字的留言[color=darkblue]

啊…那回忆宛如昨日刚刚经历一样——
那是冬日的黎明——
呼唤声被温暖的手紧握——
听到了[u]天使[/u](Ange)吹着的[u]号角[/u](喇叭)的乐音…

尽管这只是再平常不过的人生…我却依然记得…
而且…将你生到这个世界上…是“我的骄傲”啊……

啊…那回忆宛如昨日刚刚经历一样——
那是冬日的黎明——
降诞的哭声被天上听见——
[u]橙色[/u](Orange)的光辉洒落尘境…

尽管这只是再平常不过的人生…我却依然记得…
而且…与你相遇,是我“最大的幸运”啊……

啊…无论经历怎样的困苦辛伤…都不要放弃,勇敢地向它迎上…
这是愚蠢的母亲最后的愿望…愿你——
[u]“愿·你·能·够·得·到·自·己·的·幸·福”[/u](La La Lu Lu La La La La Lu La Lu)[/color]

“对不起…”

诞生降世的黎明 归于死亡的晚上

“再见吧…”

在你所生存的现在 这11个字的[u]“留言”[/u](Message)

“对不起…”

幻想[u]故事[/u](Roman) “第五道地平线”

“谢谢你…”

啊…那里可有Roman在吗?[color=darkblue]

将你生下的人…无论是谁…
本质都不会改变…不管哪一点…
你是承受着希望来到这个世界上…
如果铭记住它…就终会相逢吧—— (La La La Lu Lu Lu..)

啊…我不能继续看顾在你身旁…尽管悔恨万分…但还请你…凛然前向
这是愚蠢的母亲唯一的愿望…愿你——
[u]“愿·你·能·够·得·到·自·己·的·幸·福”[/u](La La Lu Lu La La La La Lu La Lu)

你现在活在这里——那就是“我生存的[u]故事的证明[/u](Roman)”
如果你爱这[u]地平线[/u](世界)的话——那就是“我的[u]幸福[/u](Bonheur)”
——那就是“我的[u]故事的意义[/u](Roman)”[/color]

“那里有Roman在吗?”

诞生降世的意义 归于死亡的意义
在你所生存的现在 这11个字的[u]“留言”[/u](Message)
幻想[u]故事[/u](Roman) “第五道地平线”

那两座风车 依然会继续转动下去吧
直到与所爱之人 再度相逢的时候
在生与死的荒野中流离的人偶
当循环往复的夜晚到来之时
又会将怎样的诗歌点亮?

而后…照遍地平线的 银色的光辉
现在 不知第几次的黎明再度来到

啊…那里可有Roman在吗?


--

附注:

贯穿整个故事的关键词,所谓“11个字的留言”,是以密码形式书写的“しあわせにおなりなさい”(愿你能够得到自己的幸福)。这串密码最早是作为预告,出现在《少年は剣を…》的Booklet中。

在构成本故事的11首歌里,第一首歌中的所有假名“し”均用密码书写,第二首歌是“あ”……依次类推。最后,隐藏在11首歌里的11个字,仍然是“しあわせにおなりなさい”。就是这样。

此外,随CD赠送的密码布的解读如下:

文字顺序是
1 2
 3
4 5

1
あなたの たびは まだ これから です
你的旅程从现在才开始

2
うれしい ことも かなしい ことも たくさん ある でしょう
无论欢乐还是悲伤 也许都将遇到很多

3
しあわせに おなりなさい
愿你能够 得到自己的幸福

4
この ハンカチ が わたしの かわりに あなたと ともに あります
这块方巾将代替我 留在你的身旁

5
さあ… なみだを ふいて……
来… 把泪水 擦干吧……

fragrant memories


[img]http://www.soundhorizon.com/images/sh_image.jpg[/img][/font]

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